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2013年10月21日月曜日

尾花が上の  -館長机のメモから-


 郷土文化館の武蔵野庭園のススキが、朝露に輝いていました。

 

  我が宿の尾花が上の白露を消たずて玉に貫くものにもが (1572

 

大伴家持が歌ったようなロマンティシズムはありませんが、風になびくススキを見ていると、
茫乎とした草原に立ちたい思いには駆られます。ススキが原といった名所が、各地で喧伝されるのも、
宜なるかなです。
 
 
郷土文化館の庭園のススキは、それほど多くはないのですが、
午後の陽光を受けて穂先が光る様は、それなりに良い気分にさせてくれますから、
“小さな秋”を楽しむにはうってつけです。
 
お散歩かたがたぜひお越しください。

万葉集には、先に引いた家持のほかにも、数多くのススキの歌があります。
 
ススキと言えば秋の七草。とりわけ人口に膾炙しているひとつが、山上憶良の旋頭歌でしょうか。

 

  萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなへし また藤袴 朝顔の花 1538
 

 この歌のアサガオは、今の桔梗のことだそうです。
 
その自生の桔梗が、絶滅危惧種に登録されているとは知りませんでした。
 
秋の七草が忘れられるとは思いませんが、山野草には過酷な時代なのですね。



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